セミナー講師紹介

LECTURERS

SONAセミナー講師 山岸茂則

山岸 茂則(やまぎし しげのり)

株式会社Physical Wave Resonance 代表取締役

SONA高田 院長

保有資格

  • 理学療法士(運動器専門理学療法士)
  • 3学会合同呼吸療法認定士
  • 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー

論文

  • 肩腱板広範囲断裂形成術後の理学療法(PTジャーナル)
  • 保存療法における棘上筋損傷に対する理学療法効果(PTジャーナル,奨励賞受賞論文)
  • 介護予防通所リハビリテーションにおける「ショートコース」の紹介(PTジャーナル)
  • 理学療法関連用語~正しい用語の意味わかりますか? 筋スパズム(PTジャーナル)
  • 脳卒中片麻痺患者の歩行障害に対する教示法の実際(理学療法)

    他

書籍

  • 臨床実践 動きのとらえ方 何を観るのかその思考と試行(山岸茂則/編集、文光堂 )
  • 実践MOOK・理学療法プラクティス 運動連鎖~リンクする身体(山岸茂則/ゲスト編集、文光堂)
  • 実践MOOK・理学療法プラクティス 膝・足関節障害(嶋田智明・他/編集、文光堂)
  • 新人・若手理学療法士のための最新知見の臨床応用ガイダンス 骨・関節系理学療法(嶋田智明・他/編集、文光堂)
  • 健康寿命をのばす 足のケアと正しい歩き方(山岸茂則・他/監集、成美堂出版)

    他

ご挨拶

【専門家向けセミナー確立に寄せて】

 

 極めて神秘的な人の身体。

 私の幼少期は身体が虚弱で「具合が悪い」という記憶が強く残っています。母も食について勉強したり、病院で難しい部分は整体に頼ったりと苦労したと思います。そのかいあってか小学校5年生ころになるとスポーツを楽しみ外で遊びまくる、やんちゃな男の子になりました。

 

 そしてごく自然に「人のお身体を拝見する職業」を選択するにいたります。

 そんな経験があってか、「どうすれば私の目の前のこの方の不調を改善して差し上げられるのか」、それだけをひたすら求めて臨床経験を積み重ねてきました。

 

 あらゆる疾患を経験して、あらゆる病期を経験して、書籍を読み漁り、沢山の講習会・学会・セミナーに参加し、スポーツの現場にも関わり、学校教育・臨床教育に携わり、学術研究に携わり、他の学術分野にも学びをもとめ、組織作りにも携わり、多くの方との大切な出会いによって人生経験を積み重ね、そして人の意見に流されることなく考えて、ただただ「目の前の方が抱える不具合を改善」せしめる最良のアプローチを目指し続けてきました。当然その中に、多くの成功体験と失敗の経験がありました。

 そしてある時、セミナーやコンベンションなどの参加は一切しなくなりました。「目の前のクライアントが最高の先生」という段階に至ったためです。

 

そうしてできあがった現在の私のアプローチ。

他の何ともことなる部分をもつ、思想であり、技術であり、臨床予測ルールです。

手から手へ、心から心へと伝えていきたいため、少人数限定です。伝える者も私と弊社の小口和弘のみが担当させていただきます。お伝えさせていただいた先生が、またご自身でそれを昇華していっていただけたらそんな幸せなことはありません。

 

はじめての方はこのサイトにありますYouTube動画(今後、随時動画は増やしていいます)をご覧いただきおおよそのイメージをつかんでみてください。そして少しでも興味がおありでしたら、まず最初のセミナーを受講してみてください。

 

そして、私の臨床は予想を外れた結果によって修正され、進化し続けています。なので私のアプローチに名前はありません。同じセミナーを何度受講いただいても、きっと新しい発見があるはずです。

 

皆さんの臨床のために。お会いできることを楽しみにしております。



SONAセミナー講師 小口和弘

小口 和弘(おぐち かずひろ)

SONA岡谷 院長

保有資格

  • 理学療法士

論文

  • 陳旧性の片麻痺患者への介入により準動歩行が獲得できた事例-自己組織化理論に基づくアプローチ(長野県看護大学紀要)

書籍

  •  健康寿命をのばす 足のケアと正しい歩き方(山岸茂則・他/監集、成美堂出版)

ご挨拶

 本セミナーは実技を中心とした技術をその場で徹底的にお伝えする内容です。これはもしかしたらオンラインが主流となった今時のセミナー内容ではないかもしれません。ですが、実技を伝達する場は臨床に携わり続けるセラピストにとって大切な経験になるはずです。

 

 一人の人間が独力で到達できる技術には稀有な天才でなければ一定の限界点みたいな、これ以上どうしようもないみたいな瞬間があって、個人でそれを超えていくには多大な時間と労力を要する場合が多いのではないでしょうか。それでも新たな発想や技術の進化があって乗り越えていければいい方で、それに挫折して技術進化が止まり、気がつけば漫然と同じことを繰り返している、そんな経験が誰しも一度はあると思います。

 

 未熟な私はそういった経験をたくさんしてきました。そんな時は患者さんが良くなることもなく、仕事のやりがいや充実感もありません。しかし、実技セミナーにはそれを軽々と、一気に飛び越えさせてしまうだけの力があります。そしてこのセミナーにもそれだけの力があると自負しています。

 

 私も自分にできる限りセミナーに参加してきましたが、その時教えられた技術は今ほとんど使っていません。ただ、講師の手から伝わる情報は暗黙知として私の中に活きています。そしてたくさんの臨床的な困難を突破してきた経験を得ました。

 

 受講してくださる皆様には、ただ技術をお伝えするのではなく、そこからご自身の臨床を思考できるよう全力でお手伝いをします。